minamihiroharu’s diary

のーこみゅにけーしょん ぷりーず

また「俺が倒れた女性を助けないのはフェミのせいだ」って物言いが出回ってるけど

これ、周期的に話題になってる気がするんだけど、

 

「ミソジニストは命の危機に瀕した女性を決して救ったりしない人間達」

 

って前提は共有されているべきだといつも思う。

そもそも、倒れている人に駆け寄って手当できる人、蘇生法を実施できる人の数が少なすぎるのが根本的問題。 蘇生法を実施できる人が少ない理由はミソジニーや『フェミ』に全く関係がなく、それなりの時間的コストをかけて蘇生法の訓練を受けようと思う人がまだまだ少なく、訓練を受けられる機会も多くないという、社会的な条件があるから。

なので、蘇生法を実施できる人口を大幅に増やすことが基本的課題であり、そのための施策が求められているのであって、そこにフェミニストやミソジニストの意見を混ぜ込んでしまうことは、益なく害ばかりが大きいと思う。

医療も救命行為にも「患者のリスクを敢えて取って命を救う」面があり、リスクからは逃げられない。 しかしながら必要な資格を持たずに医療行為を行う人間は厳しく罰せられるし、いくら善意があったとしても、見当違いな救命行為で人を死なせてしまったなら、仮に「良きサマリア人の法」で法的責任を全て免れたとしても、心のダメージははかり知れない。

それを避けるためには、充実した正規の蘇生法訓練を受けて正しい知識を付け、手技に自信を持つことだけだと思うのである。 知識や自信の裏付けがない状態で救命に臨もうという人が多かろうはずもない。

そういう蘇生法であるから、未訓練のミソジニストが女性に蘇生法を施すなんてことは絶対にありえないのであって考える必要はない。

(ただ、医師免許を持つなど「訓練されたミソジニスト」であった場合、ミソジニストなのに女性を救う、ということは意外に多く起こるのではないかと思っている。 それがどれほど「生意気なクソフェミを憎む人間」であったとしてもだ)

 

また、救急時の救命に失敗した医師やコメディカル医療過誤の罪に問うてきたのは警察と検察であるのに、そこは全く指摘も避難もせずに「フェミニストが悪い」と言い続けるミソジニストの話など聞く必要はないだろう。

最大の萎縮効果は警察と検察が齎したものだし、それは救命医療だけでなく、周産期医療も萎縮させてきたのであるよ。